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この建物は札幌の夜景が東側に見える少し小高い敷地に建っており、施主のご夫婦を確認することからこの計画がスタートとなった。
外観は片流れを組み合わせたデザインとし、もともと植えてあった樹木を残せるような計画とした。敷地の東側に札幌の南方面の夜景が見え、その反対の西側は神社の林が少し見え隠れしている。
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東側と西側の景色を直線で結んだリビングに、どちらの景色も見える位置に窓を構成し、西側には屋根つきのデッキテラスを作るプランとした。ダイニングキッチンからは札幌の町並みとビルの上を流れる雲や、変わり行く景色を望む事ができ、朝日を浴びながら朝食が取れる位置とした。キッチンは料理の好きなご夫婦のために特注でカウンターを作り、その天板の一部にタイルを埋め込み、その下は家電収納とゴミ箱スペースとした。
リビングは勾配屋根の特徴を活かした傾斜天井とし、南側の光を取り入れるために一部を立ち上げたハイサイドからは、リビングにある薪ストーブの煙突と空が見えるようになった。
全体の空間は梁と柱の見えるシンプルな構造とし、内部の仕上げには自然素材を使い、床に道産のカラマツのフローリング、壁は塗り壁とした。
建築中に第一子がお生まれになり、まさしく新しい生活のスタートとなり、これからもご家族三人で季節の移り変わりを楽しみながら過ごしていただけるだろう。
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